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川崎市等々力球場[かわさきし とどろききゅうじょう]
川崎市等々力球場(かわさきし・とどろききゅうじょう)は、神奈川県川崎市中原区の等々力緑地内にある野球場。施設は川崎市が所有し、川崎市公園緑地協会が運営管理を行っている。 ==歴史== 川崎市内には以前、本球場と川崎区富士見にある川崎球場の2つの市営硬式野球場〔その他、プロ野球の開催球場としては読売ジャイアンツの二軍本拠地である読売ジャイアンツ球場(稲城市との市境にある)がある。他にも日本ハムファイターズの二軍本拠地だった日本ハム球団多摩川グランドがあったが、同グランドは2011年3月に閉鎖。その後改修が施され2015年4月に「川崎市多摩川丸子橋硬式野球場」として開業した。〕があった。本球場はアマチュア野球や草野球など一般利用が主体で、川崎球場はかつてプロ野球の大洋ホエールズやロッテオリオンズが本拠地とし〔他にも1954年~1956年まで存在していた高橋ユニオンズ(1955年はトンボユニオンズ)が川崎球場を本拠地としていた。〕、アマチュアでも高校野球や大学野球(首都大学野球など)、社会人野球などの公式戦が数多く開催され、野球以外でもアメリカンフットボールやプロレス、イベントなどに幅広く使用されてきた。しかし、川崎球場がスタンドの老朽化で2000年3月をもって一旦閉場して施設の一部撤去を行うこととなり、スタンドが解体されることになった〔この後、スタンドを撤去した状態でアメリカンフットボールを中心とした球技場として使われ、2007年に鉄骨製の簡易スタンドを設置。2013年から常設席に再改修している。また、2015年4月からは名称が「富士通スタジアム川崎」となった。〕。この代替措置として本球場はそれまで内野がクレー、外野が天然芝で舗装されていたのを全面人工芝に張替え、多目的利用ができるように改修された。 しかし、本球場はアマチュアや一般利用を目的に造られた野球場であり、これまでプロ野球公式戦は一軍も二軍も開催されたケースはない。川崎市内では、現在の川崎球場に代わる新球場の建設構想が幾度か持ち上がってはいたものの、財政難などでいずれも頓挫している。また、フェンス広告は今のところ導入の予定はない。 2010年に川崎市から「等々力緑地再編整備基本計画」が発表され、本球場は高校野球の予選や社会人野球の大会、さらに横浜DeNAベイスターズを中心とするプロ野球の開催が可能な施設を前提とし、収容人数1万人程度のものとして整備していくと発表されている。2013年3月に川崎市は再整備計画を具体化。まず2013~2014年度に設計をすすめ、2015年のシーズンオフをめどに現在の施設を解体し、2016年ごろから建て直し工事を実施。2018年4月ごろの完成を目指すとしており、球場を両翼100m、中堅122mの国際大会規模に沿った人工芝グラウンドと収容人員1万人程度(内野6000人=屋根付きスタンド、外野4000人=芝生席)を予定している。〔等々力野球場の再整備、県内最大級の規模に/川崎市 (2013年3月28日 神奈川新聞カナロコ 2013年10月26日閲覧)〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川崎市等々力球場」の詳細全文を読む
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