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等角航路 : ウィキペディア日本語版
等角航路[とうかくこうろ]
等角航路(とうかくこうろ)とは、地球上の2点間を結ぶ航路のうち、進行方向が経線となす角度が常に一定となるものをいう。航程線とも呼ばれる。
== 概要 ==
地球上の2点を航路で結ぶことを考えた場合、地形海流などの外的要因がなければ、最短距離を結ぶ大圏航路が、燃料や所要時間を節約する上で最も望ましい。
大圏航路を進むには、現在位置に応じて常に進行方向の方位を修正する必要がある。GPSなどの方法で正確な現在位置を知ることのできる現代では、大圏航路を利用することに問題は少ない。
しかしそのような物のなかった時代に、沿岸を離れて目印のない大洋を渡る航路を進むには、大圏航路は非常に困難であった。天体観測によって緯度を測定することはできても、経度を測定することはできなかったためである。
これに対し等角航路は、現在どの地点まで進んでいるかを考慮する必要がなく、常に一定の方位を維持すればよい。羅針盤により方位は容易にわかるため、大航海時代に広く利用された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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