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筑紫国[つくしのくに] 筑紫国(つくしのくに)は、律令制成立以前の国(現在の行政機構において県)の一つである。『国造本紀』によれば、阿部臣と同祖の大彦命の5世孫にあたる田道命が、成務朝に筑紫の国造(くにのみやつこ)に任じられたとされる。その領域は現在の福岡県のうち、東部(豊前国)を除いた大部分にあたる。 ==概要== 『古事記』・国産み神話においては、隠岐の次、壱岐の前に筑紫島(九州)を生んだとされ、さらにその四面のひとつとして、別名を「白日別(シラヒワケ)」といったとされる。 :次生、筑紫島。此島亦、身一而、有面四。面毎有名。故、筑紫国謂、白日別。豊国、言、豊日別。肥国、言、建日向日豊久士比泥別。熊曾国、言、建日別。 7世紀末までに筑前国と筑後国とに分割された。両国とも筑州(ちくしゅう)と呼ばれる。また、筑前国と筑後国の両国をさす語としては、二筑(にちく)・両筑(りょうちく)も用いられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「筑紫国」の詳細全文を読む
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