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筒井れんこん : ウィキペディア日本語版
筒井れんこん

筒井れんこん(つついれんこん)は、ハス科の根菜で、奈良県在来のレンコンの品種である。
大和郡山市の筒井地区で古くから栽培されてきた伝統野菜の一つとして、奈良県により「大和野菜」に認定されている。
== 歴史 ==
正倉院文書に、760年(天平宝字4年)の「漿料、栗子薯預梨子郁子蓮根干柿糯糒糯米胡麻胡麻油」をはじめ複数の「蓮根」の記録があり、奈良時代奈良の都でレンコンが食べられていたことが分かる。
大和郡山市にある筒井城跡の堀やその周辺地域は、湿地で稲作には適さないが、土質が柔らかく豊富な地下水があり、盛んに良質のレンコンが栽培されてきた。
宮崎県児湯郡新富町在来の「水神様のれんこん」は江戸時代秋月高鍋藩が民衆を飢餓から救済するため、大和から持ち込んだと伝えられ、宮崎公立大学の調査により、そのルーツが筒井れんこんであることが確認されている〔永松敦 (宮崎大学 産学・地域連携センター第21回技術・研究発表交流会) 2014年9月14日。〕。したがって、その栽培の歴史は少なくとも江戸時代に遡ることが確認できる。
筒井城跡を中心とする地区で栽培されてきた在来のレンコンが「筒井れんこん」と名付けられ、2011年(平成23年)12月20日に大和の伝統野菜として大和野菜に認定された〔奈良県農林部  奈良県公式ホームページ(インターネット・アーカイブ)、2015年10月2日。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「筒井れんこん」の詳細全文を読む



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