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筒井 富栄(つつい とみえ、1930年6月22日 - 2000年7月23日)は歌人。 == 経歴 == 1930年、物理学者筒井俊正の長女として東京に生まれる。 社会人になってまもなく脊椎カリエスに罹り、二年間寝たきりの生活を送った。 快癒後始めた染色を通じて荻野須美子と知己を得、1956年、歌誌「近代」(1963年に「個性」と改題)に入会。加藤克巳に師事した。 1959年、「右左そつぽをむいた朱の靴の止め金澄んだ抵抗をもつ」「台風が沖をかすめて 空白 口紅をかえてみた」「積乱雲 ひと さかなみたいにすれちがい街角にじれて じれて立つ」といったはち切れんばかりの勢いがある作品〔髙橋みずほ 「「軽」短歌 」『個性』第426号(2003年9月号)。〕を収める合同歌集『原始』を堀江典子、池永祥子とともに上梓、デビューする。「個性」の筒井富栄追悼特集に、長年の友人である堀江典子は「一貫して幻想性のある詩情(ポエジー)を歌い上げた。だが、彼女の歌にはいつも悲しみが背後に尾をひいていたと思う」と記している〔堀江典子 「銀河飛翔」『個性』第392号(2000年11月号)。〕。 また、染色作家としても活躍した。 晩年はパーキンソン病を煩い、長く闘病生活を送った。 長男は「短歌人」所属の歌人村田馨であり、その妻は同じく歌人の天野慶である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「筒井富栄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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