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管玉 : ウィキペディア日本語版
管玉[くだたま]
管玉(くだたま)は状になっている宝飾装身具の部品、ビーズの一形態で、管に糸を通して腕飾り(ブレスレット)や首飾り(ネックレス)などとして用いられる。古代においてはガラスも含む希少な宝石(宝玉)から作られたので、漢字文化圏では別の形状である曲玉とんぼ玉とともに「ビーズ」に代えて「玉」(ぎょく)名で分類する。
日本では、縄文時代からみられ、今日と同じように腕飾りや首飾りなどとして用いられていたものとみられる。古墳時代にあっては、古墳の副葬品となることが多かった。遅くも奈良時代までに宝飾部品としての製作は一旦途絶している。本項では主に日本古代におけるものについて解説する。
== 概要 ==

形状は、縄文時代のものが側面がやや楕円形を呈するのに対し、弥生時代以降のものは正円筒形をなしている。
素材は、ガラス碧玉滑石凝灰岩などが多い。礫石を採取する場合と原石を採取する場合があり、管玉製作地〔全国に「玉造」「玉作」の地名がのこる。〕は、原石産出地や原石の採取可能な海岸の比較的近くに立地することが多い。
用途としては、首飾り、胸飾り、腕飾りなどの装身具としてであるが、縄文時代など時代をさかのぼるにつれ、美しく飾るというよりはむしろ呪術的な意味合いが強かったものと考えられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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