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箱根ロープウェイ(はこねロープウェイ)は、神奈川県足柄下郡箱根町の早雲山駅と桃源台駅を結ぶ全長約4kmの索道である。駅ナンバリングで使われる路線記号はOH。20px 運営する鉄道会社は箱根ロープウェイ株式会社。小田急グループの一社で、箱根観光の旅客輸送を行う。 == 概要 == 2004年12月18日をもって、六甲有馬ロープウェー(全長5km)が利用者減に伴い部分休止したため、以降は営業区間が日本一長い索道路線であり、乗車人員は2008年度に201万を超え、2009年7月9日付でギネスのゴンドラ・リフト部門で世界一に認定されている。 2000年12月からの架け替え工事で、それまでのものとは構造を一新した新型ロープウェイとして、オーストリアやスイスで採用されている「複式単線自動循環式(DLM)フニテル」が導入された。新型ロープウェイは、2本のロープでぶら下がったゴンドラが循環する形式であり、フニテルとは、屋根の左右にある握索装置の幅がゴンドラの幅よりも広いものを指す〔。なお、「フニテル」とはフランス語のFuniculaire(鋼索鉄道)とTeleferique(架空索道)を組み合わせた造語であるとされる〔。フニテルは風に強いとされ、運休基準となる風速は毎秒20mから30mに引き上げ、従来は年間30日ほどあった運休日を15日程度に抑えられそうだとされる。 新型ロープウェイには、スイスCWA製のゴンドラ(定員18人)が50台設置されている。また、ゴンドラ、駅舎ともにバリアフリー対応になり、車椅子でも利用できる。架け替え後の年間送客数は5万人増の155万人を目指している。なお、ゴンドラに動力はなく、大涌谷駅と姥子駅のモーター(原動設備)でロープを操作している〔。終点駅である早雲山駅と桃源台駅には、ロープを引いて調節する緊張設備がある〔。ロープは直径48mmであり、1本のロープを端でつなぎ合わせている〔。 なお、架け換え時期の違いから、早雲山 - 大涌谷間と大涌谷 - 桃源台間では、ゴンドラのドアなどに若干の差異がある〔。 * 設計製作メーカー - 日本ケーブル * 搬器メーカー - CWA-Constructions SA/Corp (英語サイト) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「箱根ロープウェイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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