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箱根登山鉄道2000系電車(はこねとざんてつどう2000けいでんしゃ)は、箱根登山鉄道が1989年3月から運用している〔旅客用電車である。 箱根登山鉄道では初となる冷房車で〔、姉妹鉄道提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道の沿線にある観光地にちなんで「サン・モリッツ号」という愛称が設定された〔。当初は2両編成で登場し、1991年には2両編成が1編成増備され〔、2両編成×2編成となった。その後、1993年には中間車2両を増備して3両編成×2編成に組成変更され〔、1997年には3両編成×1編成が増備された〔。2004年に1000形「ベルニナ号」の冷房改造が行われた際に、中間車2両を「ベルニナ号」の編成に組み込んだ〔ため、以後は2両編成×2編成と3両編成×1編成となった〔。 本項では、1000形については「ベルニナ号」と、3000形については「アレグラ号」と、本形式2000系については「サン・モリッツ号」と表記する。 == 登場の経緯 == 箱根登山鉄道では、1979年6月以降はレーティッシュ鉄道との姉妹鉄道提携を結んでおり〔、1986年には姉妹鉄道提携7周年記念として「サンモリッツとの友好の集い」が開催される〔など、友好的な交流が行われていた。 一方、箱根登山鉄道は1988年に創業100周年を迎えることから〔、記念行事の一環として〔、輸送力増強のための新型車両を導入することになった〔。新型車両製造にあたっては、それまで鉄道線の車両には冷房車が存在せず、一部の観光客から苦情もあった〔ため、新型車両では冷房を装備することになった〔。また、1989年はレーティッシュ鉄道との姉妹鉄道提携10周年にあたる〔ことから、スイス政府観光局 とサンモリッツ観光局の協力を得て〔、新型車両は「サン・モリッツ号」と命名されることになった〔。 こうして、箱根登山鉄道の電車では初の冷房車として登場したのが2000系「サン・モリッツ号」である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「箱根登山鉄道2000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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