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箱根登山鉄道チキ3形電車 : ウィキペディア日本語版
小田原電気鉄道チキ2形電車[おだわらでんきてつどうちき2がたでんしゃ]

小田原電気鉄道チキ2形電車(おだわらでんきてつどうチキ2がたでんしゃ)は、小田原電気鉄道(箱根登山鉄道の前身)が導入した電車である。
鉄道線の増備車両として、1927年スイス製の電装品や台車などを使用し、木造車体を有する3両が製造され〔、その後1935年には同じ電装品を使用して車体を鋼製車体とした車両が2両増備された〔。1952年には形式称号が「チキ」「チキテ」から「モハ」「モハニ」へ変更が行われ〔〔、木造車体の車両については1955年から1957年にかけて鋼体化が行われた〔。第二次世界大戦前に鋼製車体で製造された車両は1991年までに廃車となった〔が、その後も残った車両はチキ1形を称号変更したモハ1形とともに「箱根登山鉄道の顔」とも評されている〔。
本項では、1935年に日本製の電装品や台車などを装備して3両が製造され〔、1997年までに全車両が廃車となった〔チキ3形についても記述する。
== 登場の経緯 ==
小田原電気鉄道では、1919年に鉄道線を開業していたが、当時は第一次世界大戦の影響を受け、当初予定していたスイス製の車両部品の導入ができず〔、開業時にはアメリカ製の車両部品を使用したチキ1形を導入していた〔。
しかし、その後第一次世界大戦は終結し、1921年に開業した鋼索線では、一切の装置をすべてスイスから輸入していた〔。このような状況から、1927年に車両を増備するにあたってはスイス製の車両部品を使用した車両を導入することになり〔、登場したのが本形式である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小田原電気鉄道チキ2形電車」の詳細全文を読む



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