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箱田城
箱田城(はこだじょう)は、群馬県渋川市北橘村下箱田(旧勢多郡北橘村)箱田にあった室町時代から戦国時代にかけての日本の城(丘城)。 == 概要 == 白井長尾氏の本拠である白井城の出城。築城年代は不明だが、木曾義仲の家臣であった今井氏、高梨氏、小野沢氏の末裔である箱田地衆の居館であった。また、戦国時代に白井城の出城として同じく箱田地衆が築いたとされる。白井城が白井景仲の時代に築かれたとされることから箱田城も同じ年代である永享10年(1438年)から翌年にかけて鎌倉公方足利持氏と上杉憲実が対立した永享の乱、または持氏の子成氏と上杉一族が対立し享徳3年(1455年)から30年近くに渡って争った享徳の乱の頃に築城された可能性がある。元和9年(1623年)、白井城、上野真壁城、ハ崎城と共に廃城となり破却された。 城の形式は丘城で、長袖140m、横幅75mと西北ー東南にやや長い。山頂を内郭としてその周囲に土居、土居の外側に壕、更にその外側に土を盛った高土居となっている。 城の東北に追手虎口、南西に搦手虎口が開き、両虎口ともに内桝形様の構造をもっている。搦手の内側には武者屯、北角には櫓台址があり、中世末期城郭の築城法がわかる好遺構である。 箱田城跡は現在、城郭風、温泉施設「たちばなの郷城山」となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「箱田城」の詳細全文を読む
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