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纒向古墳群[まきむくこふんぐん] 纒向古墳群(まきむくこふんぐん)は、奈良県桜井市に所在する古墳時代前期初頭の古墳群である。オオヤマト古墳集団のなかの1つであり、柳本古墳群の南に位置し、三輪山の西麓に広がる。前方後円墳発祥の地とみられている。 == 概要 == 「オオヤマト古墳集団」は、奈良盆地の南東部に所在し、北から、萱生古墳群、柳本古墳群、纒向古墳群、磯城の古墳の4グループに分類され〔和田(1992)〕、本古墳群は、天理市から桜井市の「山辺の道」沿いに広がる柳本古墳群の南、かつての「水垣郷」に位置し、広大な纒向遺跡のなかに分布する。地形的には、珠城山丘陵によって柳本古墳群とは分断される。 盟主墳とされる箸墓古墳(箸中山古墳)は、定型化した最初の前方後円墳とみなされており、3世紀の中頃から後半に築造されたと推定される。こんにち、この定型化古墳の出現をもって「古墳時代」が始まったという時期区分が一般的に採用されている。箸墓古墳は『魏志』倭人伝のいう邪馬台国に都した倭の女王卑弥呼の墓ではないかという説を唱える研究者もいるが、宮内庁では「倭迹迹日百襲姫命大市墓」として管理している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「纒向古墳群」の詳細全文を読む
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