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築地川(つきじがわ)は、東京都中央区を流れ東京湾に注ぐ二級河川。現在は、ほとんどが埋め立てられ一部が残るのみである。 == 歴史 == 江戸時代、この界隈の土地が造成され、海から陸になった際に埋め残された部分が築地川となったと考えられる。 1953年(昭和28年)に東京都建設局が作成した河川表によれば、往時の築地川は、現在の隅田川の明石町付近(明石堀)から分流し、入船橋を通り、中央区役所付近から現在の首都高速環状線に沿い、浜離宮恩賜庭園の東側を通って隅田川に合流する河川とされている。この他に支川として本流の途中(現在の銀座料金所付近)から別れ隅田川に流れる東支川、聖路加国際病院付近から築地方面に向かい、築地本願寺の南側を通り東支川に合流する南支川があった。 また1930年(昭和5年)に帝都復興事業により、現在の京橋料金所付近から中央区役所付近までを連絡する楓川・築地川連絡運河が堀割されている。 築地川は、数度にわたる埋め立ての結果、本流の大部分・東支川・南支川・連絡運河は完全に消滅し、現在では本流が河口付近に750m程残っているのみとなっている。 本流のうち入船橋から下流側は、大部分が現在の首都高速環状線に転用されている。半地下構造にかつての名残が残るが、将来的に半地下構造を完全にトンネル化する構想もある〔【首都高】「空中権」使いませんか 築地川地区を太田国交相が視察 - 建設通信新聞・2013年6月13日〕。また南支川の河床の一部がトンネル化されており、将来首都高速10号晴海線が晴海方面から延伸した際にその一部となる予定だが、事業化の目処は立っていない。2014年現在はトンネルの出入口は塞がれており、新富町出口とトンネル出入口の間の空間が公園(築地川公園)として利用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「築地川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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