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篠原長重[しのはら ながしげ]
篠原 長重（しのはら ながしげ、天文24年（1555年） - 元亀4年7月16日（1573年8月13日））は戦国時代の武将。三好氏の家臣で阿波国阿波郡秋月城主〔『細川家記』〕。篠原長房の子。通称は小字小一郎、孫四郎、大和守。妻は三好実休の娘〔若松和三郎『戦国三好氏と篠原長房』p.194-195〕。
== 概略 ==
篠原氏は代々、阿波守護代の三好氏に仕え、長重の父・長房の代には若年であった三好家当主・三好長治とその弟である讃岐の十河存保を補佐し、阿波・讃岐両国の軍勢を率いてしばしば畿内へ出兵した。長重は父と共に各地の合戦に参加し、「手柄中々申しつくしがたし」と賞された〔『みよしき』〕。
元亀元年（1570年）10月、長重は摂津に上陸し（野田城・福島城の戦い）、叔父の篠原自遁と連署で本興寺に禁制を発給し〔、元亀2年（1571年）正月には四国に戻り讃岐の西光寺に、その後、畿内に戻り元亀3年（1572年）12月には山城大山崎の離宮八幡宮にそれぞれ禁制を発給した〔。
しかし、父の長房と、自遁・長治が不和となり、元亀4年（1573年）5月、長治と十河存保の軍勢が長房の居城である上桜城に押し寄せた（上桜城の戦い）。約2か月の籠城戦の後、篠原長房と長重は、同年7月16日早朝、十河存保の陣を急襲したが敗北し、長重は讃岐香西氏の家臣・植松資久に討ち取られた〔『香西史』第九編 第八章 第八節 植松久助〕。享年19〔『阿波志』〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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