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米原潜当て逃げ事件[べいげんせんあてにげじけん]
米原潜当て逃げ事件(べいげんせんあてにげじけん)とは、1981年4月9日に発生した、日本船籍の貨物船に対する当て逃げ事件である。日昇丸事件(にっしょうまるじけん)ともいう。 本事件で被害を受けた貨物船は愛媛県北条市(現在は松山市に編入)の海運会社が所有していた。なお、後年に起きた同様な事件に(えひめ丸事故、2001年)がある。(えひめ丸事故の被害船も愛媛県とゆかりのある船ではあるが、本事件との関係は無い) == 事件の様相 == 1981年4月9日、鹿児島県沖の東シナ海に浮かぶ下甑島付近、佐世保から南南西約110カイリを、神戸港から中華人民共和国の上海に向けて、日本の忽那海運所属の貨物船日昇丸(2350t)が航行していた。 午前10時半ごろにアメリカ海軍所属のジョージ・ワシントン級原子力潜水艦ジョージ・ワシントン(USS George Washington SSBN-598、現在同名の原子力空母ジョージ・ワシントンが就役中)が海中から浮上したため衝突した。日昇丸は船底を破壊されたため、15分で沈没した。一方のジョージ・ワシントンはセイル部分を僅かに損傷したのみで、自力航行に支障が無かった。 しかし原潜は日昇丸乗組員の救助活動をせず、現場を立ち去った。この結果、日昇丸の乗組員から船長ら2名の死亡者がでた。残りの乗組員13名を救助したのは日本の海上自衛隊の護衛艦あきぐもとあおくもであった。なお米海軍側は事故報告書において濃霧と雨のために日昇丸を発見することができなかったと説明している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「米原潜当て逃げ事件」の詳細全文を読む
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