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米比相互防衛条約[べいひそうごぼうえいじょうやく] 米比相互防衛条約(べいひそうごぼうえいじょうやく)は、アメリカ合衆国とフィリピンの間で結ばれた相互防衛のための安全保障条約。1951年8月調印、有効期間は無期限となっている。 == 設立 == ヨーロッパでソビエト連邦の影響力が増し、米ソ対立の冷戦構造が深まる中、1949年に共産主義の中華人民共和国が成立したことに伴い、アジア諸国が立て続けに共産化するのではといったドミノ理論が湧き起った。 1950年に、朝鮮戦争の勃発により冷戦構造がいよいよ激化し、アメリカは、アジアにおいても共産主義の封じ込めを図る必要に迫られた1946年まで植民地支配下に置いていたフィリピンと、すでに1947年に米比軍事基地協定及び米比軍事援助協定を締結し〔平成22年度外務省国際問題調査研究・提言事業報告書「日米関係の今後の展開と日本の外交」『第十章 東南アジアにおける米国同盟―米比同盟を中心に』,福田保,日本国際問題研究所 〕、アメリカ軍が駐留していたが、正式に相互防衛条約を結ぶことで、西部太平洋における安全保障の一角を担わせることとした。 なお、1954年から1977年にかけては、反共主義の集団防衛機構として東南アジア条約機構も設置されていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「米比相互防衛条約」の詳細全文を読む
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