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米長流急戦矢倉[よねながりゅうきゅうせんやぐら]
米長流急戦矢倉(よねながりゅうきゅうせんやぐら)は、将棋の戦法の一つ。矢倉戦における後手番の有力な戦法であり、急戦矢倉の一つとして、1980年代中盤にプロの間で多く指された。米長邦雄永世棋聖が創案し、好んで指したことからこの名が付いた。 == 概要 == 急戦矢倉には他に升田流急戦矢倉、矢倉中飛車などがある。その中でもカニ囲いに組み、矢倉囲いを作っている最中の敵陣を一気に急襲する戦法を特に米長流と呼んでいる。矢倉の一分野である早囲いは、米長流に対処しきれず、廃れていった。 飛車先不突矢倉の登場により、従来より更に受け身になることが多かった矢倉後手番において、自ら積極的に攻めて主導権を握るこの戦法の出現は、矢倉後手番に頭を悩ませていた多くの棋士にとって福音となり、たちまち攻め好きな棋士の間で流行することとなった。奨励会時代の佐藤康光や北浜健介も、この戦法で多くの白星を稼いだ。 米長自身もこの戦法を用いて中原誠から十段を奪取し、当時史上3人目となる四冠王に輝いた〔『消えた戦法の謎』p.29 - p.31〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「米長流急戦矢倉」の詳細全文を読む
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