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粘液細菌 : ウィキペディア日本語版
粘液細菌[ねんえきさいきん]

粘液細菌(ねんえきさいきん、slime bacteria、Myxobacteria、Myxococcales、ミクソコックス目、ミクソコッカス目)は、土壌細菌のひとつで、多細胞的な行動を起こすグラム陰性真正細菌である。
グラム陰性、好気従属栄養性。鞭毛は無く、滑走による移動能力がある。高度に社会的な性質を持ち、多数の細胞が協調して細菌、植物遺体を捕食する〔(不藤2013)〕。増殖は栄養状態が良い時は単純に二分裂で増えるが、飢餓・個体密度増加・光照射などの刺激があると1~100万もの菌が集合し、0.1~0.5mm程の子実体と粘液胞子を形成する〔。この子実体は種により色、形などの特徴がある。一旦子実体を形成すると数十年の保存が可能である〔。栄養状態が良くなると再び栄養細胞を放出して元に戻る。生育環境や生活環は細胞性粘菌に似たところがある〔。
代表的な種''Myxococcus xanthus''は比較的詳しく調べられている。いくつかの生理活性物質が発見されている。ゲノムサイズは軒並み900万bpを上回り、解析済みの原核生物の中では最大である。2013年に報告された''Sorangium cellulosum'' So0157-2のゲノムサイズは1478万2125kbp〔Han K, ''et al.'' (2013) Extraordinary expansion of a Sorangium cellulosum genome from an alkaline milieu. Sci Rep 3:2101 〕と真核生物である出芽酵母(1200万bp)を上回っている。ORFは10,400箇所で出芽酵母の2倍近い。
== 分類 ==

* シストバクター亜目 Cystobacterineae
 * シストバクター科 Cystobacteraceae
 * ミクソコッカス科 Myxococcaceae
* ソランギウム亜目 Sorangiineae
 * ポリアンギウム科 Polyangiaceae
 * パセリキュスティス科 Phaselicystidaceae
 * サンダラキナキヌス科 Sandaracinaceae
* ナンノシスティス亜目 Nannocystineae
 * ナンノシスティス科 Nannocystaceae
 * ハリアンギウム科 "Haliangiaceae"
 * コフレリア科 Kofleriaceae

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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