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粟凡直氏 : ウィキペディア日本語版
粟国造
粟国造(あわのくにのみやつこ・あわこくぞう)は、後の令制国阿波国北部、現在の徳島県北部を支配した国造
先代旧事本紀』「国造本紀」によれば、応神天皇の御世に、高皇産霊尊の9世孫の千波足尼を国造に定められたとされる〔国史大系 第7卷『先代旧事本紀』153頁〕。
「粟」の名は、アワを多く産したことに因むという。現在の徳島県は山地が多く、地形による制約を受ける初期の農耕生産は、畑作に重点を置いたものであったためともされる。徳島県名西郡石井町にある中王子神社には阿波国造墓碑があり、国造氏族は粟凡直氏とされる。一般に凡直姓の国造は直姓の国造より広い地域を支配し、令制国に継承される規模を有していたとされ、律令制直前の粟国造の領域は令制国の「粟国(阿波国)」にそのまま継承された地域を版図としていたともみられている〔『角川日本地名大辞典(徳島県)』26,27頁〕。
== 出典 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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