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粳[うるち] 粳(うるち)とは、イネやオオムギなどの作物でアミロースを含む品種〔農業・生物系特定産業技術研究機構編『最新農業技術事典』農山漁村文化協会 p.1525 2006年〕。 対義語は糯(もち)であり〔渡部忠世・深沢小百合著『ものと人間の文化史 もち(糯・餅)』法政大学出版局 p.2 1998年〕、組成としてアミロースを全くあるいはほとんど含まないものを糯(もち)、アミロースを含むものを粳(うるち)という〔。これらの性質のことを糯粳性という〔日本作物学会編『作物学用語事典』農山漁村文化協会 p.202 2010年〕。もち性植物もうるち性植物が変異したことによって生じた変異体である〔農業・生物系特定産業技術研究機構編『最新農業技術事典』農山漁村文化協会 p.1126 2006年〕。ヨード・ヨードカリ水溶液との呈色反応において青色を示す〔。粳(うるち)のほか糯(もち)の品種のある植物としては、イネ、トウモロコシ、オオムギ、アワ、キビ、モロコシ、アマランサスなどがある〔。なお、「粳」の一字で粳米を意味することもある〔『大修館漢語新辞典』大修館書店 p.914 2001年〕。 == 脚注 ==
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