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精索静脈瘤 : ウィキペディア日本語版
精索静脈瘤[せいさくじょうみゃくりゅう]

精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう、英語 Varicocele)は、睾丸上部に流れる静脈の異常肥大のことを言う。精子異常、精巣萎縮につながる。
== 症状 ==
一般男性の15%に精索静脈瘤が認められ、男性不妊症患者の40%以上に認められる。精索静脈瘤の98%は左側の陰嚢に発症する。
自覚症状としては陰嚢部の重圧感、不快感、鈍痛が発生し、陰嚢上部での蔓状静脈叢(つるじょう静脈そう)がミミズ腫れ・怒張・うっ血する。
精索静脈瘤ができると血流障害で腫れが発生し精索が圧迫され睾丸温度の上昇を引き起こし、精子を作る働きに悪影響をおよぼす(精巣は体温より2度ほど低い温度でよく機能する〔http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/repro/patient/man_sterility/varicocele_surgery.html〕)と考えられているが、そのメカニズムについてはまだ完全には解明されていない。〔http://e-dansei.com/azoospermia/spermatic-varicocele.html〕また持続性低酸素症になり精巣機能に障害を持つようになる。
精液所見の悪化やライディッヒ細胞(男性ホルモンつくる細胞)機能に関連し、この精巣機能の低下は進行して行くが、精索静脈瘤の手術を行えば精子を作る機能だけでなくライディッヒ細胞機能も改善する。〔http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/repro/patient/man_sterility/varicocele_surgery.html〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「精索静脈瘤」の詳細全文を読む



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