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糖尿病性腎症 : ウィキペディア日本語版
糖尿病性腎症[とうにょうびょうせいじんしょう]

糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)とは、糖尿病によって腎臓糸球体が細小血管障害のため硬化して数を減じていく病気(ICD-10:E10.2、E11.2、等)である。
==概要==
糖尿病で血糖の高い状態が10年以上も続くと、全身の動脈硬化が進行し始め、腎臓に障害が及ぶと蛋白尿ネフローゼ症候群等を経て慢性腎不全に至る〔〕。
グルコースはそのアルデヒド基の反応性の高さからタンパク質を修飾する作用(糖化反応メイラード反応参照)があり、グルコースによる修飾は主に細胞外のタンパク質に対して生じる。細胞内に入ったグルコースはすぐに解糖系により代謝されてしまう。インスリンによる血糖の制御ができず生体が高濃度のグルコースにさらされるとタンパク質修飾のために糖毒性が生じ、これが長く続くと糖尿病合併症とされる微小血管障害によって生じる糖尿病性腎症を発症する。糖尿病性神経障害糖尿病性網膜症の発症も同様の機構である〔http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/doc3/doc3-03-5.html 生体分子に起こる加齢変化 05-異常たんぱく質はなぜ増えるのか?〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「糖尿病性腎症」の詳細全文を読む



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