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糸印[いといん, いとじるし] 糸印(いといん)は、明代の中国で造られ、戦国時代から桃山時代までに日本にもたらされた、鋳銅製の印章のことである。 == 形状 == 高さは平均3 – 4センチ、重さは50グラム程度。多くが良質の青銅製で深みのある地色を出す。稀に黄銅や赤銅がある。割型製法なので中空となり見た目より軽い。印面は薄い板状になっており、鈕の部分は動物鈕・人物鈕を中心に多種多様で200種類以上確認されている。例外なく綬を通す為の孔が穿たれている。印面は正方形・円形が多いが、それ以外にも多様な形状がある。 その印文はほとんどが陽刻であり、一見漢字のようであるがその9割は判読できない。辛うじて読める文字には「封」・「封信」・「平安家書」などのような書信に関係するものから吉語印などが見られ、捺印したときのことを考慮しない左右反転していない文言もある。肖生印(図案)も僅かだが見られる。これらの印文や鈕は同じものが多く、それらの多様な組合せがある。他と全く重複していない糸印は少ない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「糸印」の詳細全文を読む
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