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紀三井寺参詣曼荼羅(きみいでらさんけいまんだら)は紀三井寺を描いた社寺参詣曼荼羅。 ==図像の読解== 紀三井寺参詣曼荼羅は、かつて紀三井寺境内の子院のひとつで、穀屋であった穀屋寺が所蔵する作例1点が伝来する〔十一面観世音菩薩を祀る本堂観音堂である。観音堂は8本の桜に囲まれて描かれているが、桜は聖俗の空間を分節化する象徴的な記号として参詣曼荼羅にしばしば描かれている植物である〔紀伊続風土記』の記述などから穀屋坊(のちの穀屋寺)である〔大高214-215 〕。穀屋寺は歴史的には尼寺であったが、画面中の坊舎には比丘尼の姿は見えず、拝殿と思しき建物の前を、小比丘尼に引き連れられて行く女性の集団が見られるのみである〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紀三井寺参詣曼荼羅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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