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紀伊大島[きいおおしま]
紀伊大島(きいおおしま)は和歌山県東牟婁郡串本町の沖合い約1.8kmの海上に浮かぶ面積およそ9.68km2、周囲28km〔を誇る和歌山県下最大の島である。元来より大島と呼ばれてきたが、全国的に大島の名を持つ土地は数多く、それらとの区別のため「紀伊」を冠し「紀伊大島」と呼ばれる。また、串本大島とも呼ばれる。人口はおよそ2,000人で、和歌山県で唯一の離島振興対策実施地域ともなっていた。1890年には、日本とトルコの友好関係のきっかけとなったエルトゥールル号遭難事件が当島の沖で発生した。 == 地理 == 紀伊大島は潮岬と苗我島を隔てて東側に浮かんでおり、元来本州であったところからは最短でおよそ1.8km、潮岬からは1kmほどしか離れていない。海岸線は島の西側の一部を除いて海食崖の発達が顕著に見られ、紀伊大島の東端には樫野埼が大きく突き出しており、その附近には暗礁が散在している。海岸線は入り組んでおり、黒潮が潮岬にぶつかりその一部が紀伊大島にまで流れ込んでくることもあって魚がたくさん取れ、島内には農業への依存度の高い半農半漁の集落が点在している。島には耕地は100haほどあるが、そのうち60%ほどが畑である。 北部では地面の侵食が進んでいるが、南部には平坦な土地が残っており、樫野(かしの)・峰地(みねじ)・須江(すえ)の集落もある。面積は9.68km2、周囲が28km、東西およそ8km、南北およそ2.5kmである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紀伊大島」の詳細全文を読む
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