|
紀勢自動車道(きせいじどうしゃどう、KISEI EXPRESSWAY)は、三重県区間 三重県多気郡多気町の勢和多気JCTから、同県尾鷲市の尾鷲北ICへ、和歌山県区間 和歌山県田辺市の南紀田辺ICから、同県西牟婁郡すさみ町のすさみ南ICへ、それぞれへ至る高速道路(高速自動車国道)である。 略称は紀勢道(きせいどう、KISEI EXPWY)。高速自動車国道としての法定路線名は、近畿自動車道尾鷲多気線(勢和多気JCT - 尾鷲北IC間)および近畿自動車道松原那智勝浦線(南紀田辺IC - すさみ南IC間)である。三重県区間と和歌山県区間は2015年現在、繋がってはいない。 == 概要 == === 勢和多気JCT - 尾鷲北IC === 三重県中部と東紀州(三重県南部)を結ぶ高速道路で、勢和多気JCTで伊勢自動車道に接続する。全線が国道42号にほぼ沿っており、山間部を通過するためトンネルが多い。2006年(平成18年)3月11日に最初の供用を開始し、2014年(平成26年)3月30日の開通で、三重県区間が全線開通した。豪雨・台風時に並行する国道42号が寸断されることがあるため、当道路の開通によって、東紀州の道路事情が大きく改善された〔“海山-尾鷲北が開通 紀勢自動車道 式典で通り初めパレード”. 中日新聞 (中日新聞社). (2012年3月21日)〕。 事故等がなければ、ゴールデンウィーク・お盆などの行楽シーズンや年末年始などを含めて激しい渋滞になることはほとんどない。 2010年(平成22年)6月28日から2011年(平成23年)6月19日までの間、開通済み区間の全線において、高速道路無料化社会実験を行っていた〔当初2011年(平成23年)3月31日までの予定であったが同年4月以降も当面の間継続とし、その後6月19日に終了することを決定。〕。 紀伊長島IC以南は、高速道路会社によらない国と地方自治体の負担による新たな直轄事業である新直轄方式で計画されているため、通行料金は無料である。 2013年に、三重県北牟婁郡紀北町内で建設中の「赤羽川橋」において、完成済みの橋台が約20 cm傾いているのが確認され、これを受け国土交通省紀勢国道事務所が工事を休止して改修を行った〔紀勢道:完成した橋台、20センチ傾く 工事休止し調査 毎日新聞 2013年5月21日〕。上記の問題は見られたが、当初の予定通り2013年度内に完成・開通することが出来た。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紀勢自動車道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|