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紀皇女 : ウィキペディア日本語版
紀皇女[きのひめみこ]
紀皇女(きのひめみこ 生没年不明)は、飛鳥時代の皇族。天武天皇の皇女。
== 略歴 ==
他の天武天皇の皇女達と違って、彼女に関する記録はほとんどない。
弓削皇子からの相聞歌が万葉集2・119~122にあるが、弓削皇子と結婚したという史料はない。
また万葉集には高安王に嫁いで責められたとあるが、これは紀皇女ではなく託基皇女ではないかという説(吉永登)もある。
この事について梅原猛著『黄泉の王』では、万葉集を根拠に紀皇女は文武天皇の妃であったが弓削皇子と密通し、それが原因で妃の身分を廃されたという仮説を述べている。正当な後継者の軽皇子(文武天皇)が皇族出身の妃を持たない事は考えられず、紀皇女こそ正妃であったが、将来の皇后の不倫という不埒な事件により公式記録から抹消されたという事である。しかしながら真相は不明である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「紀皇女」の詳細全文を読む



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