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紅灯照[こうとうしょう]
紅灯照(こうとうしょう)は、義和団の乱の際に出現した女性の組織。類似の組織に青灯照・藍灯照・黒灯照・砂鍋照などがあるが、紅灯照が有名。紅灯罩ともいう。 ==組織== 義和団の組織は壇(団)を基層単位としており、団の上部組織として総壇があった。各団では、大師兄、二師兄、…などが首領として指導にあたっていた。義和団の女性組織も男性組織と類似していたが、男性の団からは独立して独自の壇を持っていた。しかし通常はいずれかの総壇に属しており、黄蓮聖母の指導する天津紅灯照と張徳成の坎字団がこのような関係の例である。団員は彼女たちを師妹と呼び、首領は大師姐、二師姐…などと呼ばれた。天津紅灯照では首領の黄蓮聖母のことを、二仙姑と称していた。女性組織は天津がもっとも発達しており、そこを中心として四方に波及していった。 紅灯照は12~18歳の未婚女性から組織されていた。全身を紅色の装束で覆い、赤い提灯を持っていたため紅灯照の名の由来といわれる。紅灯照が若い女性から成り立っていたのに対し、他の女性組織の青灯照・藍灯照・黒灯照・砂鍋照は中年以上の女性、特に寡婦によって成り立っていたといわれる。しかしその知名度は紅灯照に劣っていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紅灯照」の詳細全文を読む
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