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紅燈祭[こうとうさい]
『紅燈祭』(こうとうさい、)は、1919年(大正8年)製作・公開、メトロ・ピクチャーズ製作・配給によるアメリカ合衆国のサイレント映画である。日本語別題に『赤燈籠』(あかどうろう)、『赤き灯』(あかきともしび)がある。 == 略歴・概要 == メトロ・ピクチャーズは、現在のメトロ・ゴールドウィン・メイヤーの前身の1社である。アラ・ナジモヴァの同社入社第1回作品である〔『日本映画発達史 I 活動写真時代』 、田中純一郎、中公文庫、1975年12月10日 ISBN 4122002850, p.332.〕。アンナ・メイ・ウォンが、本作にノンクレジットの端役で出演してデビューしている〔, 2010年3月16日閲覧。〕ほか、日本人俳優青山雪雄が出演している〔赤き灯、キネマ旬報映画データベース、2010年3月16日閲覧。〕。同社の配給により、1919年(大正8年)5月4日に全米で公開された〔''The Red Lantern'', Internet Movie Database, 2010年3月16日閲覧。〕。 日本では、翌1920年(大正9年)、横浜オデヲン座を当時経営していた横浜・山下町の貿易商平尾商会が正式輸入し、同じ山下町の大正活映が『紅燈祭』のタイトルで配給しようとしたところ、東京・巣鴨の国際活映が上海から中古プリントを並行輸入し、『赤燈籠』のタイトルで宣伝を打った〔〔シネマのまち・横浜 、横浜都市発展記念館、2010年3月16日閲覧。〕。興行所有権確認をめぐる訴訟となったが、前例がなく、裁判所は示談を勧めた〔。結果、示談が成立し、前者は浅草公園六区の千代田館、後者は同じく帝国館で、同年12月16日に同日公開する、という決着をみた〔〔。 ベルギー王立シネマテークが上映用プリントを所蔵している〔The Red Lantern , ''The Progressive Silent Film List'', 2010年3月16日閲覧。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紅燈祭」の詳細全文を読む
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