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ヒモムシ
ヒモムシ(紐虫)は、紐形動物門 ''Nemertea'' に属する動物の総称である。大部分は海産で、滑らかで平たいひも状の体をしている。 == 概説 == ヒモムシは、その名の通り紐状の動物で、見かけの上ではその他に目立った特徴がない。動きの鈍い動物であり、底を這い回るものが多い。体は左右相称で、腹背があり、不明瞭ながら頭部が区別できる。前端に口、後端に肛門があり、いわば典型的な蠕虫である。附属肢や触手など見かけ上で目立つ構造はないが、前端に内蔵された吻があり、これをのばして摂食などに利用する。 ほとんどが底生生活で、一部に浮遊生活のものが知られる。大部分の種が海産であるが、淡水産、陸生の種もわずかに知られている。体長は数 mm 〜 十数m。 というヒモムシは体長 30 m に達し、動物のなかでも最大の体長をもつ種の一つに挙げられる。 かつては扁形動物に近縁のごく原始的な後生動物と考えられたが、現在では見方が変わっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒモムシ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nemertea 」があります。
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