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純酸素底吹転炉 : ウィキペディア日本語版
転炉[てんろ]
転炉(てんろ、converter)は、製鉄所等の設備の1つでなどの金属精錬専用のである。
回転できる炉だから「転炉」というのは本来の意味ではなく、銑鉄に転換する炉、つまり「転換炉」(converter)に由来している。転炉による精錬法の発明者の1人のヘンリー・ベッセマーHenry Bessemer, 1813-1898)が使い始めた言葉である。
== 製鋼用転炉 ==

=== 概要 ===
製鋼用転炉は製鉄所、特に高炉鉄鉱石を原料として銑鉄を生産するところから転炉工程によって製鋼を行い、圧延工程などによって最終製品の製造までを同じ敷地内で行う銑鋼一貫製鉄所の設備の一つである。
高炉で鉄鉱石を還元することによって産出された銑鉄は、「トーピードカー(混銑車)」または「溶銑鍋台車」という特別な貨車に流し入れて溶銑(溶融銑鉄)のまま溶銑予備処理(転炉内で不純物が分離しやすくなるための前処理)した後、転炉がある次の製鋼工場に運ばれる。
製鋼工場内の転炉で溶銑は「溶鋼」(溶融鋼鉄)へと転換される。転炉が一回の工程で精錬する鋼は約200–300トンである。製鉄所の製造ロットの基本は転炉の処理能力で決まる。
転炉工程が終了して、産出された溶鋼は、さらに硫黄などを取り除いたり合金元素添加など成分を微調整する二次精錬を行った後、鋼片として固めるための連続鋳造工程へと運ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「転炉」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Basic oxygen steelmaking 」があります。



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