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紙皿[かみざら] 紙皿(かみざら)とは、紙で出来た皿などの食器である。用途に応じてグラタン皿やカレー皿のような所定の料理を盛り付けるための製品も見られる。 ==概要== 紙皿は、板紙や厚紙などの紙を原料とする食器であるが、一般に流通しているこれら厚手の紙をプレス加工などで成形して大量生産されているものでは、使い捨てを前提とする。このようなことから、ピクニックのような行楽、食品売場などでの試食、災害において断水などの諸事情で食器を洗えない環境において衛生的に食事をとるためなど幅広く利用されている。 汁物を入れるための深みのある紙皿はペーパーボウルとも呼ばれる。なお、紙製の食器としては紙皿のほかに紙コップがある。 その一方で、漆器の一部には和紙を張り合わせて形を作り、これに漆(塗料)を重ね塗って軽量な器とする技法もあり、この技法は紙製の食器にも使われるが、それら紙製漆器は使い捨てを前提としない。 これらは使い捨ての製品であっても、一定の耐水性を持たせてあり、水気を含んだ食品を載せても漏らないようになっている。ただし紙コップでは表面にポリプロピレンなどの合成樹脂製フィルムをコーティングしてある製品が主流であるのに対して、紙皿では紙そのものに難水溶性を持たせるため紙繊維を固める接着剤を利用している製品が主流である。ただしどちらも耐水性には一定の限界があり、紙パックのような飲料などの輸送・流通コンテナとしての容器に比べると、長時間水気を含んだ食品や液体を入れっぱなしにしておくことには向かない。あくまでも一時的に食品を載せておくための食器である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紙皿」の詳細全文を読む
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