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素励起(それいき、)とは、量子力学における基本的な励起のこと。一般に、多体系の励起状態は素励起の複合と考えることができる〔『物理学辞典』 培風館、1984年〕。 == 概要 == マクロな物質の物性とは、与えられた摂動(外場、外力)に対する応答、つまり摂動による励起のことである。 統計力学によると、この励起は最低エネルギー状態からの秩序の乱れであり、乱れの程度はエントロピーで表される。 ここでこの乱れが小さいと仮定する。 するとこの乱れはさまざまな波長、周波数の乱れの一次結合で表されるだろう。 一次結合が成り立つということは重ね合わせの原理なので、乱れは波動として扱える。 量子論によると波動と粒子には等価性であるため、乱れ(つまり励起)は「ある種の粒子の集団」として振る舞う。 この場合の「ある種の粒子」のことを素励起と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「素励起」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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