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素性文字〔この日本語名は李翊燮等(2004) p.48 に見える〕(そせいもじ、)とは、文字体系の分類のひとつ。音素文字のレベルよりさらに細かく、弁別的素性を反映させた表音文字を言う。 が、アイザック・ピットマンの速記〔Sampson (1985) p.40〕、およびハングルの特徴を説明するために、この語をはじめて使用した。 == 概要 == サンプソンは文字に関する著書『Writing Systems』の第6章〔2015年の第2版では8章〕を素性体系としてのハングルの分析にあて、ハングルに先行する表音文字が音素のレベルまでを対象にしているのに対し、ハングルは子音も母音も弁別素性の分析をもとに文字が設計されているところに特徴があるとした。 サンプソンによれば、表記体系は以下のように分類される〔Sampson (1985) p.32〕。 ハングルが弁別的素性をもとに設計された珍しい文字体系であることは、サンプソン以前に趙元任が述べている〔チャオ (1980) pp.155-156〕。 ジョン・デフランシスは素性文字という考えに反対し、ハングルをアルファベットに含めている〔DeFrancis (1989) pp.196-198〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「素性文字」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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