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紡錘(ぼうすい、古語では「つむ」、はずみ車、紡錘車、スピンドル spindle、ドロップ・スピンドル drop spindle、ハンドスピンドル hand spindle)は、糸を紡ぐための道具である。こまの回転力を利用して、繊維をねじって撚りあわせ、糸にするものである。 長い木の棒の先端に回転力を強めるおもり(錘)となる円盤(紡輪、はずみ車、紡錘車)がついており、ちょうど、こまの軸が長く伸びたような形状であった。おもりの円盤は「こま」や「つむ」とも呼ばれていた。長い棒は糸を巻き取る回転軸(紡錘、スピンドル)であり、おもりと反対側の先端には糸を引っ掛けるフックがついている。紡輪のついているタイプのほかにも、筒状の形で下のほうが膨らんでおりおもりの役割を果たすものもある。 == 使い方 == 使い方はおおよそ以下の通りである。 # まず、繊維を引き出すための「導き糸」を下の紡輪部分に結び、回転軸を這うように回しながら最上部のフックにかける。 # 導き糸の先を羊毛や綿など、片手につかんだ繊維の塊に結ぶ。 # 繊維を持つ手を上へ挙げ、紡錘をゆっくり地面近くにぶらさげると、繊維も引き出される。 # 紡錘をぶらさげたまま、こまのように回転させる。導き糸はねじれて撚りがかかり、繊維も導き糸に巻き込まれて糸へと撚り込まれる(これが「紡ぐ」と呼ばれる作業)。このとき繊維の出方を両手で調整する。 # 糸が撚れたら、一旦フックからはずして回転軸に巻き取る。 # 再び糸をフックにかけ、繊維を持つ手は高く、紡錘は下に下げ、残りの繊維を引き出して撚る。この繰り返し。 紡錘の回転方向により撚りの種類は変わる。時計回りに紡錘が回るとZ型の撚りになり、反時計回りだとS型の撚りとなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紡錘」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Spindle (textiles) 」があります。 スポンサード リンク
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