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『紳士は金髪がお好き』(しんしは きんぱつが おすき、''Gentlemen Prefer Blondes'')は、1953年にアメリカで公開されたミュージカル・コメディ映画。による1925年出版のを原作とした1949年初演のを映画化した作品である。原作小説発表から翌年には戯曲化され、1928年にはルス・テーラー、アリス・ホワイト、フォード・スターリング主演で同名のサイレント映画が制作されている。またルースは続編に『されど紳士はブルネットと結婚する』という題名の小説を1927年に著しており、こちらは1953年版『紳士は金髪がお好き』の続編として1955年に同名映画がジェーン・ラッセル、ジャンヌ・クライン主演で映画化されている。 作品中に著作権表示があるものの、リニュー(著作権更新手続き)が事務的な理由から行われず、その結果作品公開当時のアメリカ著作権法によって権利放棄とみなされ、現在アメリカにおいてはパブリックドメイン扱いとなっている珍しい作品。このため、ウィキメディア・コモンズに数多くのスクリーンショットがアップロードされている。映画の一場面が、マドンナの「マテリアル・ガール」のミュージック・ビデオでオマージュされている。 == ストーリー == ニューヨークで舞台に立つショー・ガールのローレライ(マリリン・モンロー)は、ダイヤモンドや『お金持ち』に目がない金髪美人。富豪の御曹司ガスは、ローレライに魅了され、パリで結婚式を挙げるために豪華客船を予約した。しかし、ガスの父親は結婚に大反対。ガスは船に乗れなくなってしまった。ローレライはガスの代わりに、ショーの相棒で幼なじみの親友ドロシー(ジェーン・ラッセル)とパリに行くことに。ドロシーはしっかり者だが惚れっぽく、お金が無くても『いい男』であることが大事な黒髪の美人だった。 船が出港すると、さっそくドロシー用の資産家の乗客を物色するローレライ。ドロシーはハンサムだが裕福ではなさそうなマローンと意気投合。しかし、実はマローンはガスの父親が雇った私立探偵だった。 ダイヤモンド鉱山の所有者ビークマン卿の夫人は、豪華なダイヤのティアラが自慢だった。そのティアラに目がくらみ、ビークマン卿に接近するローレライ。ローレライとビークマン卿の関係はスキャンダルになりかけたが、ドロシーの協力もあって何とか無事に収まった。解決のお礼として、渋るビークマン卿からティアラをもらうローレライ。 ビークマン夫人は、ティアラをローレライに盗まれたと大騒ぎ。ティアラを返そうにも、なぜかティアラはなくなっていた。ドロシーは問題解決のための時間稼ぎに、金髪のかつらを被ってローレライになりすまし、裁判に出廷した。 ティアラは無事に発見され、偽物のローレライ(ドロシー)は無罪放免となった。ガスの父親も、本物のローレライと知り合うと、彼女のファンになってしまった。こうしてローレライは『お金持ち』のガスと、ドロシーは『いい男』のマローンと、望み通りの結婚式を挙げるのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紳士は金髪がお好き」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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