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紹武帝 : ウィキペディア日本語版
紹武帝[しょうぶてい]

紹武帝(しょうぶてい)は、南明の第3代皇帝廟号文宗(ぶんそう)。帝号は存在しないが、日本では施行予定だった元号紹武より一般的に紹武帝と称する。
== 生涯 ==
兄である隆武帝(唐王朱聿鍵)が即位すると唐王を継いだ。1646年隆武2年)8月、隆武帝が清軍の捕虜となり、その後崩御すると、遺臣により弟である朱聿が次期皇帝に擁立され、11月5日に広州で即位した。しかし11月18日に、弘光帝の従兄弟にあたる永明王朱由榔も肇慶において即位すると(永暦帝)、両者は清軍の脅威を受けながらも正統性を競い対立、広州の三水において交戦した。この戦いで紹武帝軍は永暦帝勢力を撃退したが、戦闘により政権が弱体化、12月25日には清軍による広州侵攻が行われると、紹武帝軍はほぼ抵抗することなく広州は陥落、紹武帝は裏切り者によって捕らえられた。李成棟は食物を差し出したが、紹武帝は「お前から1杯の水たりとももらわない、兄上に会わせる顔がない」と言って、首をつって自殺した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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