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『名探偵コナン 紺碧の棺』(めいたんていコナン こんぺきのジョリー・ロジャー)は2007年4月21日に公開された日本のアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第11作目にあたる。上映時間は107分。興行収入は25億3000万円〔。 キャッチコピーは「そこに浮かぶのは、誰だ…」「コナン君、どこにいるの?」。なお、タイトルの「ジョリー・ロジャー(Jolly Roger)」とは「海賊旗」の意である。 第31回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。 ==概要== * 本作は「蘭と園子の友情」がテーマとなっており、映画宣伝でもこの二人の友情がメインだと紹介されている。 * 本作は伝説の女海賊「アン・ボニー」と「メアリ・リード」が物語の鍵となっている。そのため、海底宮殿にある財宝を見つけるために、二人が使用したカットラスとピストルを奪った国際手配犯のトレジャーハンターと対決するなど事件の大きなポイントとなった。 * 第2作『14番目の標的』・第9作『水平線上の陰謀』に続く、海を舞台にした作品だが、映画で島を訪れるのは本作が初である。 * コナン応援団として、井上和香・山本梓・桜塚やっくん〔桜塚は2013年10月5日に中国自動車道伊佐パーキングエリア(下り線)で後続車にはねられ事故死(享年37)。〕の三人が映画の宣伝活動を行った。なお、3人は本作公開後、TVシリーズ・第488話「テレビ局の悪魔」にゲスト出演している。 * 第6作『ベイカー街の亡霊』以降で、タイトルと同時に公開されるポスターが原作者による書き下ろしでないのは前作と本作だけである。 * 冒頭のカーチェイスのシーンで佐藤刑事と高木刑事が追跡していた二人組の強盗犯は、それぞれ『ルパン三世』のルパン三世と峰不二子の覆面をしている。『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』に登場する「佐藤刑事の初恋の人がルパン三世」という設定もこれが初出。 * 映画ポスターには腕時計型麻酔銃を構えるコナンの姿が描かれているが、本編では使われなかった。 * 作品解説は本編に挿入されており、コナンが車に乗り込む場面で新一のナレーションが入る形式になっている。しかも新聞記事のシーンは無く、蘭の紹介ナレーションも蘭が映りこんだ際に「彼女は同級生の毛利蘭」と紹介するという今までに見られなかった珍しい試みがされている。また、本作でメインとなる鈴木園子が初めて紹介された。 * 本作の登場人物の一人・美馬和男と同姓同名の人物が、本作の脚本家・柏原寛司が同じく脚本を担当した『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』に登場している。 * 本編のDVDは2007年11月23日に発売。本作以降の劇場版DVDの発売は11月に固定されている。また、Blu-ray Discは2011年3月25日に発売された。 * 近年のシリーズ同様、本作も小説版が小学館のジュニア文庫(小学館ジュニアシネマ文庫)から2014年1月15日に発売されている。 * 回想ではあるが、この作品に限り蘭の中学校の制服がブレザーになっている(他の作品やアニメではセーラー服)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名探偵コナン 紺碧の棺」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Case Closed: Jolly Roger in the Deep Azure 」があります。 スポンサード リンク
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