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経塚 : ウィキペディア日本語版
経塚[きょうづか]

経塚(きょうづか)とは、経典を土中に埋納した仏教的な作善行為の一種で、経塚を造営する供養のことを埋経という。
== 概要 ==

仏教経典を書写する写経は国家仏教中心の奈良時代には官営事業として行われていたが、平安時代には浄土思想が普及し、個人的な祈願成就を目的に行われるようになった。永承7年(1052年)に末法の世が訪れるという予言思想である末法思想の影響で成立した信仰形態であると考えられており、起源は中国朝鮮半島にあるとも言われる。
埋納される仏経典は主に法華経であるが、『般若心経』『阿弥陀経』『弥勒経』『大日経』『金剛頂経』『理趣経』などが用いられることもあり、『無量義経』や『観音堅経』などの開経・結経が添えられる場合がある。経典は写経された紙本経である場合が多いが、粘土板や銅版礫石貝殻などが用いられることもある。経典は容器として金属製の経筒に納められ、経筒には銘文が彫られる。
経筒は小型の筒型であるが、箱型六角形のものや装飾が施された宝塔形のものもあり、上部に蓋がされる。経筒はさらに金属製や陶製、竹製などの外容器で入れ子にされることもある。埋納は、和鏡、銭貨、刀身、小仏、などの副納品や除湿剤として充填される木炭とともに埋納される。
埋納される場所は霊地や聖地と位置付けられている山頂や神社境内である場合が多く、土中や土上に石室が作られて安置され、封土が盛られる。洞窟や岩壁の隙間に造営されることもあり、中世には死者の追善的意味も加わり、路傍や墓所においても造営されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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