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経済大国 : ウィキペディア日本語版
経済大国[けいざいたいこく]

経済大国(けいざいたいこく、)とは、経済の分野において、世界に対して大きな影響力を持っている国家である。
== 概要 ==
厳密な定義はないが、GDP(国内総生産)が世界の総生産に占める割合の大きい国が経済大国と呼ばれる。現在、経済大国と呼ばれる国は、アメリカ合衆国中華人民共和国日本国ドイツ連邦共和国などである。
ただし、経済大国が他の人口の少ない先進国より、1人当たりGDPが大きいとは限らない。日本や中国よりもシンガポールの方が1人当たりGDPは大きいが、日本はシンガポールの25倍以上、中国に至っては250倍以上の人口を擁するため、市場規模は日本や中国の方がずっと大きい。経済大国は、大きな市場を持っているため、他国の輸出を吸収する力がある。輸出は乗数効果を輸出国のGDPにもたらす。このため、経済大国の景気循環は各国の国民経済世界経済に多大な影響をもたらす。
資本蓄積が進展しているため、資本輸出の余力が大きい。特に、ドイツや日本は経常黒字を背景に継続的な資本輸出を行なっており、諸外国の工業化を支えている。金融市場が発達しており、流動性も高いため資金調達や運用の中心となる。
多数の多国籍企業を抱えており、世界規模の経済活動を行なっている。このことが、グローバル化を通じて発展途上国へ成長機会をもたらしている。
2013年現在、GDPの上位10ヶ国はアメリカ中国日本ドイツフランスイギリスブラジルロシアイタリアインドである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「経済大国」の詳細全文を読む



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