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絞り染め[しぼりぞめ]
絞り染め(しぼりぞめ)は布の一部を縛るなどの方法で圧力をかけ染料が染み込まないようにすることで模様を作り出す模様染めの技法の一つ。絞りと略される。 == 概要 ==
絞り染めでは布の一部に糸で縛る、縫い締める、折るなどして圧力をかけた状態で布を染めることで、圧力のかかった部分に染料が染み込まないようにし模様が作られる。布に圧力をかける作業は括り(くくり)と呼ばれ、括りの際に布に出来る立体的な皺を絞り染めの表現の一つとして評価する場合もある。 模様染めの技法としては絞りは非常に素朴なものであり、日本のみならず世界各地に自然発生的に生まれたと見られる絞り染めが存在している。古いものではインドのアジャンター石窟群の壁画に描かれている衣装に絞り染めによると見られる模様が見られ、現存する資料では中央アジアのアスターナ古墳から出土した6世紀ごろの中国の絹の絞り染めや、中南米のインカ以前の時代の木綿絞りなど世界各地にその存在が確認できる。 現在世界で生産される絞りの中でも日本国内のものは特に技法の種類も多く、日本語以外の言語には絞り染め全体を表す言葉が存在していなかったことから国際的にも絞り染めは「shibori」と表記される。ただし、「Tie-dye」(タイダイ)の名前が絞り染め全体を指すために用いられる場合もあり、呼び方には混乱も見られる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「絞り染め」の詳細全文を読む
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