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統制社会 : ウィキペディア日本語版
統制社会[とうせいしゃかい]

統制社会(とうせいしゃかい)とは、政府国民の動向を監視し、外部からの情報を遮断することで成り立つ社会を指す。
== ソ連型社会主義 ==
共産圏諸国は、あらゆる機関にKGBを配属していた。政府を批判する者があれば、すぐに通報された。旧共産圏で、アネクドートが発達したのは、政府を直接批判できなかったためである。ニュースと言えば、自国の革命指導者を称える内容か、計画経済の成果を誇示する内容か、資本主義国家における反政府運動を報道する内容ばかりとなった。事件事故報道は、国民を不安にするとの理由で、原則として行われなかった。
戦後、故あってソ連に残留した日本人が、帰国したい旨モスクワ駐在日本大使館に手紙を出したところ、日本大使館からではなく、KGBから返事が来たという。また、1960年代に、日本の歌謡曲恋の季節」をモンゴル語訳して流布した日本語教育専攻のモンゴル人教授が、KGBに逮捕されたという。当時は、ソ連の従属国モンゴルと、日本の間に国交はなく、資本主義の敵性文化を流布させたと取られた。
選挙は、が選定した唯一の候補に対する信任投票が行われた。秘密選挙の原則は行われず、信任なら無記入、不信任なら特設の記帳台に出向く、あるいは黒白投票制が採られ、政府に批判的な国民は、すぐに識別できるようになっていた。
外国人の入国は不可能ではなかったが、団体旅行に限られ、国民との接触は歓迎されなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「統制社会」の詳細全文を読む



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