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統計的プロセス制御 : ウィキペディア日本語版
統計的プロセス制御[とうけいてきぷろせすせいぎょ]
統計的プロセス制御(とうけいてきプロセスせいぎょ、)は、製造工程を視覚的に監視する手法である。管理図を用い、少数の標本を頻繁に採取することで、品質に影響のあるような工程の変化を検出する。製造された製品にはばらつきがあり、そのばらつきはいくつかの工程のパラメータに起因しているという考え方で、SPC ではそれらパラメータを制御することで最終的な製品の品質を制御しようとする。SPC は費用効果が大きい。製品制御(product control)方式では、全工程を経て完成した製品を全て検査して基準に達しないものを排除する。これに比べると SPC は製造工程の途中で標本を集め、データを採取するため、効率がよい。
== 歴史 ==
統計的プロセス制御はウォルター・A・シューハートが提唱し、エドワーズ・デミングがこれを第二次世界大戦中にアメリカ合衆国での工業生産の効率化に用いて多大な効果をあげた。また、デミングは戦後の日本に SPC をもたらした。シューハートは注意深く設計された実験によって管理図と統計的制御の概念の基礎を築いた。シューハートは純粋数学的な統計学の理論から出発し、実際の製造工程で収集したデータが決して「正規分布曲線」を描かないことに気づいた。彼は製造業のデータが自然界のデータ(粒子のブラウン運動など)とは異なる振る舞いを見せることを発見した。シューハートは、あらゆる製造工程にはばらつきがあるが、工程によってばらつきを生じる度合いが異なり、しかもその原因は常に同じではないという結論に達した〔"Why SPC?" British Deming Association SPC Press, Inc. 1992〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「統計的プロセス制御」の詳細全文を読む



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