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絵双紙 : ウィキペディア日本語版
草双紙[くさぞうし]
草双紙(くさぞうし)とは、江戸時代中頃から江戸で出版された絵入り娯楽本、赤本・黒本・青本・黄表紙合巻の総称である。
この「草」は、草競馬・草相撲・草野球などの「草」とおなじ「一般の〜」という意味合いを含むものである。絵草紙(えぞうし)・絵双紙(えぞうし)・絵本(えほん)とも呼んだ。各頁の挿画の余白に平仮名の説明を添え、童話から始まり、次第に成人向けに進化した。江戸の大衆本・江戸地本の中心を占めた。
== 概要 ==
右左1頁ずつ振り分けに木版摺りした和紙を2つに折り、普通、その5枚(5丁)を糸で綴じた10頁分が1冊、その数冊で1編の物語だった。大きさは、赤本の初期には半紙判四つ切り二つ折りの赤小本(約8.4×12cm)もあったが、美濃紙半裁二つ折りの中本(約14×20cm)が主流だった。現在のB6よりやや大きい。合巻以外は、多く、漉き返し(再生紙)を使った。年末から新年にかけて一斉に販売され、購読のほかに正月の贈答目的などに使われた。
赤本・黒本・青本・黄表紙・合本と、一部時期を重複しながら時代を下って行った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「草双紙」の詳細全文を読む



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