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続行便(ぞっこうびん)とは、高速バスや観光地のバス路線などにおいて、多客時(予約が多いとき)に臨時増便する車両、または便を指す。所定便を1号車とした場合、2号車以降を続行便と指す。運行会社により「増車」「増発」「増運」と呼ばれる場合もある。 == 高速バスの続行便 == 基幹路線では予約開始後数日で満席になるケースが多いが、予約状況に応じて随時続行便を設定する。多くは高速バス専属の車両ではなく、観光バスや他の路線で使用する車両を運用するため、車内装備が大きく異なる場合がある。3列独立シートやダブルデッカーの車両を用いることの多い長距離バスでは車両や座席条件の変更により運賃を一部割り引く例もある。また、路線によっては女性専用車を設定したり、車両の運用上から行先別に乗客を振り分けて続行便の途中停留所で打ち切る場合もある。 西日本では、その路線の運行免許を有さない、系列(≒株主関係)の他社の車両を増発便に使用する事例が見られる。一方、東日本ではあまり見られなかった。(なお、所定便とは異なる共同運行会社の車両を増発便に使うことは認められている。)。 2012年以降、ツアーバスの乗合化の流れで高速バスにおける「管理の受委託」が認められ、特定の条件を満たせば続行便を運行免許を持たない他社にも運行を委託することが可能になった。これを受け、各地で続行便を他社に委託するケースが見られつつある(中央高速バスにおいて京王バス担当便の続行便が西東京バスの車両で運行されるケースや、WILLER EXPRESSの続行便「STAR EXPRESS」等が該当する)。 File:Nishitetubus 3270.JPG|普段は他系統で使用される、所定車と異なる塗色の車両を使用する例(西日本鉄道・はかた号) File:JRbus 1968.JPG|女性専用車として運行される例(中国ジェイアールバス・スサノオ号) File:Kintetsubus 2852.JPG|所定便が二階建て車の路線で続行便に平屋車を使用する例(近鉄バス・フォレスト号) File:Tokushimabus-eddy-carnumber4-20070812.jpg|観光用車両を夜行便の続行便に使用する例(徳島バス・エディ号) File:近畿日本鉄道「ツインクル号」グランデッカ(前期型).jpg|続行便としての使用を主体に用意された車両・独自塗色(近鉄バス・ツィンクル号・現在は廃車) File:Kokusaikogyo-kankobus 391 dream-morioka.jpg|運行事業者の貸切バス子会社が続行便を担当する例(国際興業観光バス・ドリーム盛岡 (らくちん) 号) File:Nagasaki ken-ei bus02.jpg|他社の車両が応援で使用される例(長崎県交通局・九州号) File:647-3926 Seisyun Haba-rigiht Machida Yokohama Teisankankou Bus No.2 5506.JPG|貸切バス事業者が高速路線バスの続行便を受託運行する例(青春ハーバーライト号・西日本ジェイアールバス運行、帝産観光バス受託) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「続行便」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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