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網棚 : ウィキペディア日本語版
網棚[あみだな]

網棚(あみだな)とは、電車バスの車内にある、荷物を置くための棚である。
==概要==
網棚は座席と天井の間にあり、荷物を置くために意図されて配置されている。材質は、枠と網の部分が金属、またはプラスチックでできたものが多いが、古い車両では網の部分がを編んだものだったり、枠が木製のものもある。
前述した金網式のほかにステンレスなどのパイプを用いた「パイプ式」の採用も多くある。また、珍しい例として東京メトロ10000系電車では支持枠に強化ガラスをはめ込んだガラス製が、JR東日本E531系電車E233系電車ではアルミ製の板式のものが用いられている。
ラッシュ時など車内が混雑しているときはつり革のほかに網棚の枠につかまることもできる。
かつて地下鉄車両では「乗車距離が短い」などの理由から当初から網棚を省略した車両が多かったが、相互直通運転が増え乗車距離が伸びたこと、更に直通相手事業者の車両との兼ね合いから直通運転をしていない路線用の車両を含め設置されるようになった。一方で現在も札幌市営地下鉄の車両には網棚が設置されておらず、これは当初、駅間が短く乗車時間が相対的に短いという理由であったが、議論があることも確かである(詳しくは札幌市営地下鉄の項目参照)。
混雑した車内で荷物を座席や床に置くことは他の乗客に迷惑であるとして、荷物を網棚やの上に置くよう求められることがある。
近年では特急用車両や新型車両を中心に、支持枠に網状のものを使用しない荷物置き場が設置されており、これらは本来「荷棚」と呼ばれる。しかしそのような棚においても、網状で無いにもかかわらず慣例として「網棚」という単語が使用され続けていることが多い。これは鉄道業界特有の慣例の一種であり、コンクリート製の「枕木」などと同様のケースに当たる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「網棚」の詳細全文を読む



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