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網場(あば)は、元来河川における木材などの流送物流の際に設けられる貯留設備の事で、浮きを連ねて網を張ったもの。 自然流送による物流作業がほとんど無くなった現代では、ダム湖などにおいて取水口付近に設けられる設備を指す。 河川に羽を広げた様な姿から、「網羽」とも言う。 == 概要 == === ダムにおける網場 === 取水口より水を吸い込むと、その周辺には取水口へ向かって流れが生じる。 この流れは流木や木っ端、ごみ、氷塊などを引き寄せ、それらを取水口で水と一緒に取り込んでしまうことになるほか、ひいては取水口そのものの機能を損なうものとなる。 そこで、取水口の前を網場で囲うことで、取水口へのごみの漂着を阻止しているのである。 多くのダムではダム上流側(ダム湖側)に設置されているが、揚水発電に利用されるダムでは揚水運転時に取水口側となるダム下流側にも網場が設置される。 網場で囲った区画に出入りできるよう、小型なボートが通れる程度の間隔が一か所ないしは数か所設けられることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「網場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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