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網走市 : ウィキペディア日本語版
網走市[あばしりし]

網走市(あばしりし)は、北海道にあるオホーツク総合振興局所在地。
「網走」という地名は「ア・パ・シリ」(我らが見つけた土地)や「アパ・シリ」(入り口の地)、「チバ・シリ」(幣場のある島)などの諸説があって定まっていないが〔「チバ・シリ」の名称に関して、「チパ」はアイヌ語で祭壇を意味する古語であり、かつて漁に出る時に網走川河口沖にある帽子岩(正式名称「渡良岩」(カムイ・ワタラから転じた))へ、イナウを捧げて祈った場所であった。〕、いずれせよ「アパシリ」というアイヌ語を漢字にあてたものとされている。
== 地理 ==
オホーツク総合振興局東部に位置し、オホーツク海に面している。丘陵地が多く、市街地は網走川河口付近とその南側に続く海岸段丘上の平地にある。北西部に能取湖、中部に網走湖、東部に濤沸湖があり、内陸部は森や農村地帯が広がり、市域は「網走国定公園」の一部となっている。美岬にあるヤチダモの木は「森の巨人たち百選」に選定され、濤沸湖は2005年(平成17年)に「ラムサール条約湿地」に登録された。能取湖や濤沸湖のサンゴ草(アッケシソウ)群落は秋になる湖岸を真っ赤に染め、卯原内のサンゴ草群生地は「日本紅葉の名所100選」に選定されている。
地勢は、網走川右岸の一部にある沖積土地帯を除きほとんど泥炭地で構成される平野で、網走湖は南から網走川が流れ込み、女満別川などを集めて北東部から再び網走川としてオホーツク海に流れている。網走湖は網走川で、濤沸湖は北浜地区で海と繋がっているため汽水湖となっている。濤沸湖の西にある藻琴湖周辺は三角州性低地を形成している。また、市北西部にはオホーツク海に通じる海跡湖の能取湖があり、砂礫台地と岩石台地に囲まれている。市街地南部は岩石台地で形成されている。
* 山:三眺山、天都山(207m)、大観山
* 河川:卯原内川、網走川、車止内川、藻琴川、浦士別川
* 湖沼:能取湖、リヤウシ湖、網走湖、藻琴湖、濤沸湖
* 岬:能取岬
* ダム:卯原内ダム

File:Tentozan1.jpg|天都山(2007年8月)
File:Abashiri River03s3.jpg|網走川(2011年9月)
File:Salicornia in lake.jpg|能取湖畔のサンゴ草(2005年5月)
File:130714 Lake Abashiri Hokkaido Japan02bs5.jpg|網走湖(2013年7月)
File:Lake Tofutsu 2011.JPG|濤沸湖(2011年7月)
File:Notoromisaki cape Abashiri Hokkaido Japan.jpg|能取岬(2006年3月)
File:Ubaranai dam01.JPG|卯原内ダム貯水池(2011年7月)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「網走市」の詳細全文を読む



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