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緊張性頭痛[きんちょうせいずつう]
緊張性頭痛 (きんちょうせいずつう,tension headache,tension-type headache)、緊張型頭痛は、頭痛の最も一般的なタイプである。痛みは首・後頭部・眼・体のその他の筋肉に広がっている。緊張性頭痛は頭痛のタイプの約90%を占めている。人口の約3%は慢性的緊張性頭痛を持っている。〔Rasmussen BK, Jensen R, Schroll M, Olesen J. Epidemiology of headache in a general population--a prevalence study. J Clin Epidemiol. 1991;44(11):1147-57.〕 == 特徴的な臨床所見とカテゴリー分類 == 国際分類であるICHD-Ⅱでは病型は稀発反復性緊張型頭痛、頻発反復性緊張型頭痛、慢性緊張型頭痛の3型に分けられている。診断基準も示されているが緊張型頭痛は片頭痛と異なり、独立した疾患単位ではない。診断基準はトリプタンが効果的な片頭痛を緊張型頭痛と診断しないように片頭痛の除外を意識したものとなっている。この基準では変容型片頭痛を緊張型頭痛と診断する可能性があり、現場の診断としては使いづらい。そこで典型的な緊張型頭痛の特徴をまとめる。また緊張型頭痛と診断できた場合はジストニアが関係している可能性があるいつも肩こりを伴っている頭痛(従来からの日本人の緊張型頭痛)、精神的要因による頭痛、元来、片頭痛が存在し、経過とともに毎日痛むようになった頭痛(変容型片頭痛)の3つのカテゴリーに分類できることが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「緊張性頭痛」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tension headache 」があります。
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