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緋牡丹博徒シリーズ : ウィキペディア日本語版
緋牡丹博徒シリーズ[ひぼたんばくとしりーず]
緋牡丹博徒』シリーズ(ひぼたんばくとシリーズ)は、藤純子(富司純子)主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全8作。東映京都撮影所製作。

藤純子の代表的シリーズとして知られる。シリーズはつながっており、"緋牡丹のお竜"こと女侠客・矢野竜子が闇討ちで殺された父の仇を求めて賭場を流れ歩き第一作で仇を討ち、二作目以降は、渡世修行するために、諸国まわって義理と人情を踏みにじる不正な悪党と戦っていくという内容〔東映キネマ旬報 2007年春号 Vol.2 | 電子ブックポータルサイト 6-7頁 〕〔緋牡丹博徒/東映チャンネル 緋牡丹博徒 |一般社団法人日本映画製作者連盟 〕〔#ぴあシネマ582-583頁〕。
==概要==
鶴田浩二高倉健と並ぶ女任侠スターである藤純子(富司純子、以下、藤)の人気を不動のものにした任侠シリーズで、全国の仁侠映画ファンから喝采で迎えられて大ヒットした〔#俳優全集568-569頁〕〔#任侠160-165頁〕。1968年の第一作『緋牡丹博徒』から藤の結婚引退直前の1972年緋牡丹博徒 仁義通します』まで全八作が製作された。緋牡丹刺青を背負った女ヤクザ"緋牡丹のお竜"が、女ながら義理と人情のしがらみの中に生き、不正には身を持って立ち向かっていくというのがパターン。毎回手を変え品を変えて、或いは仁侠映画づくりの秘術を尽くして、お竜・藤純子の魅力を咲き乱させる〔。第一作製作時22歳だった藤のきりっとした中にも女らしさを秘めた物腰が魅力。義兄弟の絆で結ばれた若山富三郎扮する熊虎親分が毎回コメディ・リリーフとして登場し、鶴田浩二・高倉健・菅原文太らのスターが交互に出演して主人公を盛り立てる。シリーズ全八作はいずれも高い水準を保っているが、加藤泰監督による第三作『緋牡丹博徒 花札勝負』、第六作『緋牡丹博徒 お竜参上』、第七作『緋牡丹博徒 お命戴きます』が特に評価が高い〔〔緋牡丹博徒 お竜参上/東映チャンネル 緋牡丹博徒 お竜参上 - 福岡市フィルムアーカイヴ - アーカイヴ 山根貞男連続講座 (加藤泰の世界)3 報告 | レポート|神戸映画資料館 WAGU SELECT Special Blog | 『緋牡丹博徒 お竜参上』 〕。第六作『緋牡丹博徒 お竜参上』での、故郷に帰る流れ者・菅原文太にお竜がミカンを渡す雪の今戸橋のシーンは屈指の名場面とされる〔〔〔京都文化博物館フィルムシアター、映画美術監督井川徳道の世界。 〕。本シリーズが大ヒットした1968年から1969年にかけて"東映任侠映画"は頂点に達した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「緋牡丹博徒シリーズ」の詳細全文を読む



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