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国家総力戦[こっかそうりょくせん]
国家総力戦(こっかそうりょくせん、Total War)とは国家が、戦争遂行において有する国力を総動員して戦う形態の戦争をいう。総力戦とも。 転じて、総力戦として用いる場合、個人・団体が自身のみならずその周辺を含めて取り組む必要な闘争について用いられる。 == 概要 == 国家総力戦は国家が国力のすべて、すなわち軍事力のみならず経済力や技術力、科学力、政治力、思想面の力を平時の体制とは異なる戦時の体制で運用して争う戦争の形態である。その勝敗が国家の存亡そのものと直結するために、途上で終結させることが難しく、またその影響は市民生活にまで及ぶという特徴がある。1935年にドイツのエーリヒ・ルーデンドルフが『国家総力戦』で論じられたために用語として定着したが、戦略思想としてはカール・フォン・クラウゼヴィッツの唱えた絶対戦争理論にその起源が見られる。歴史的に総力戦は南北戦争にその形態が既に見られ、軍事分野だけでなく、経済動員・海上封鎖・根こそぎ動員などあらゆる国力が戦争に運用された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国家総力戦」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Total war 」があります。
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